CB1000R(SC80)のハンドルをFANATIC MIDIUMに変更して走ってきました!!
はじめに、取り付けたハンドルの形状を改めて
CB1000R用としてリリースされているマジカルレージングのType1&2ハンドルと比較して
- 高さは中間(Type1:68mm、Type2:90mm、FANATIC:84mm)
- 絞りはよりリラックス系のType2よりも絞られている(Type1:23度、Type2:25度、FANATIC:32度)
- 幅は左右20mmずつカットして675mm(純正ハンドルとほぼ同寸法)
ということで純正よりもかなり高くて絞りと引きのあるハンドルです。
車種専用ではないことと、ここまでの形状の変化があると乗り味は良くも悪くも大きく変わります。
正直、はじめに乗ったときはあまりの変わりように戸惑いました。ハンドルの形状だけでこんなに変化が出るんですね。
純正ハンドルとFANATIC MIDIUMの比較を図にすると個人的には下記のような印象です。
● 停車時の取り回し
純正ハンドルの圧勝です。絞りがきつくなることで想像以上に停車時のバイクの押し引きがしづらくなります。
● Uターンなど低速でのコントロール
これは慣れればそこまで気にならないかもしれませんが、FANATICは絞りが強いことで初期の切れ込みがクイックになります。純正ハンドルのほうがハンドルに若干力は入りますが、その分コントロールしやすい印象です。
● 街乗り・ツーリング
高く絞られたポジションはクルージングには最高です。上半身の前傾がかなり緩和され、常にリラックスしたライディングを行うことができます。
● 高速道路
80km・100km・120km(出せるのは新東名や東北道など一部の道路だけですが)とスピードが出るにつれ純正ハンドルのほうが有利になります。80kmであればFANATICのほうが快適だと思いますが、高速巡航や加速体制の際など、車体を抑え込める純正ハンドルのほうが有利です。
● 峠
ここは判断が難しいところです。ただFANATICは前傾姿勢が緩和されることで間違いなくフロント荷重は純正よりも抜けると思います。また、コーナー手前でのブレーキング時も純正ハンドルのほうが身体を支えやすくコントロールしやすいです。アクセルも間違いなく純正ハンドルのほうが開けやすいですね。
FANATICは絞りが強くなることでハンドルに余計な力が入らず、ハンドリングがかなり軽くなります。それにより初期旋回やバンクするスピードが非常に良くなる印象です。
上半身がフリーになるので、純正ハンドルの場合はリーンインに近い姿勢が乗りやすかったのですが、FANATICではハングオフに近い姿勢に挑戦したくなります。
トータルでは純正ハンドルですが、タイトな峠ではFANATICが運転していて楽しい気がします。
● サーキット
走ったことないですが、走るなら絶対純正ハンドルかもう少し高さと絞りを抑えたハンドルで走りたいです。
カスタム=何かを特化させるためにバランスを崩すこと
得たものも大きいですが失ったものもありますね。でも総合的には満足です。
専用品でないことでのオリジナリティや、アップした形状のデザインも自分好み。
ノーマルとは変わった乗り味も楽しい。
このハンドルを変えるときにイメージしていたのは昔乗らせてもらった先輩のGPZ900R NINJA
アップハンにカスタムされてて、すごい乗りやすくて快適だったのを覚えています。当時自分はセパハンのドゥカティだったのですが、めっちゃ楽だな〜って感動しました(当時は若かったのでドゥカティがよかったです)。
実際あのときのNINJAに近いポジションになったような気がします。気をわず乗れて、コーナーでは積極的に操ろうって気にさせる新しいマイCB1000R。これからたくさん乗って自分のものにしていきます!!