ずっと気になりながらも踏み切れずにいたCB1000Rのハンドル交換をついに実行しました!!
はじめにですが、ハンドルを交換したからこそ思うこと。CB1000Rのハンドルはよくできています。普段乗る分には支障はないのですが(むしろ良い)、1日400-500km走るツーリングだと自分の場合、手首に腱鞘炎のような痛みが出る。。
原因は一文字ハンドルのような開き気味&遠目のポジション。どうしてもハンドルをこじるような乗り方になってしまい、知らず知らずのうちに手首に負担がかかってしまう。結果、短距離では気にならないのですが長距離走ると痛みが出てきます。
純正よりも絞りの効いたハンドルがほしい。。
高さはそう苦痛でもないのですが、絞りがほしい。もう少し上半身に自由度を持ってライディングしたい。
色々と装着できそうなハンドルはありますが、下記のようなことが悩みで踏み切れずにいました。
- 理想のポジションが実際にハンドルを取り付けた車両にまたがってみないと分からない。
- 車種専用でないとショップには頼みづらい(そもそも明確な車種専用はマジカルとデイトナくらいしかない)
- 左グリップヒーターの交換が必要。
- そこそこコストがかかる。
- もしも好みのポジションでなかったときに戻すのが大変(手間も工賃も)。
出会いは量販店。んっ、このハンドルよくね?!
握ってみると高さや絞りがめちゃしっくり来る。調べて見るとアクティブが当時リリースしていたFANATICのテーパーハンドルMIDIUM(廃盤品です。探せばあるかも)
サイズとしてはCB1000R用としてリリースされているマジカルレージングのType1&2ハンドルと比較して高さは中間(Type1:68mm、Type2:90mm、FANATIC:84mm)。絞りはよりリラックス系のType2よりも絞られている(Type1:23度、Type2:25度、FANATIC:32度)。
全幅はマジカルが760mmに対して715mm。これはいけるんじゃ。。ってことでものは試しと購入してみました。
いざ実物を見るとこれは間違いない。塗装の仕上げも純正に似ているのが今のカスタムのテーマにあっています。
早速FANATICのハンドルをあてがってみます!!
ライダー側から。ほどよくライズしていますね。
真上から。純正よりもかなり絞りがきいています。
いい!とてもいい!!
純正よりも高く絞りの効いたポジション。またがってハンドルを握ってみると、上半身の自由度が半端ない。これは自分好みなライディングができそうです。ケーブル類も大丈夫そうなので、もう取り付けちゃいましょう。
まずは純正ハンドルを取り外していきます。
この作業はある程度知識のある人でないと大変なことになりそうなので、あえて細かい手順は書きません。大まかには下記の流れになります。
- ハンドルのスイッチ類を外す
- クラッチ&ブレーキマスターを外す(ブレーキマスターはエア噛みを防ぐため水平に保つ)
- タンクカバーを外す
- シートを外す
- タンクマウントボルトを外す
- タンクを木片などで浮かす
- 左グリップヒーターのコネクタを外す
- ライトを外して配線周りにゆとりをもたせる
- ハンドル&グリップヒーターを外す
ここまでやってやっと純正ハンドルが外せます。
ヒーターの配線を外すのにタンクを浮かす必要があるのが大変でした。
グリップヒーターのコネクタが固くて苦戦するケースもあるようですが、下記のようにマイナスドライバーをはさんで作業すると、割と簡単に外すことができますよ。
左グリップヒーターは新品交換が必要?
お世話になっているドリームの店員さんは外せないことはないとおっしゃっていましたが、非常に強力に接着されており、素人に取り外しは困難かと思います。サービスマニュアルにも、取り外した際には新品交換と記載があります。
色々とリスクを考慮して、また元に戻すこともありえることから、今回は新品で購入しました。純正品番は「35520-MKJ-305」です。
それではいよいよ、仮付してケーブルやホースのフィッティングなど確認していきます。
こうやってみると結構違いますね(上がFANATIC、下が純正)。
うん、そのままではケーブルやホースが届きません。。
結果的にもともと715mmのハンドルを左右20mmずつカットすることになりました。675mmでほぼ純正ハンドルと同一幅です。構造変更も考えなくてよくなるので結果オーライですね。
純正のホース、ケーブル長では、高さや絞りを増やす分にはある程度余裕がありますが、同時に幅を出すのは難しそうです。高さや絞りを変えなければ幅を増やすことも可能だと思います。
パイプカッターがなかったのでカットするの大変でした。FANATICのハンドル分厚い。。ちなみにマジカルレーシングのカーボンハンドルはCB1000R用をうたっていますが、やはり長さ調整が必要なので(未カットでは装着不可)、DIYでハンドル交換を検討している方はこのあたりまでの作業想定が必要です。
それではスイッチボックス用の穴をドリルで空けて取り付けていくッ!!
グリップヒーターの取付にホンダの純正ボンドも購入しましたが、FANATICのハンドルは左側にローレット加工がしてあり、はめ込むのにも一苦労。どう考えてもはめ込む途中でボンドが硬化するので使用しませんでした(取り付け後の試乗でもずれはありませんでした)中性洗剤をハンドルに塗ると多少楽に取付ができましたよ。
ハンドルの穴あけは緊張しますね。。スイッチ類を仮付して、穴あけ部分の目星をつけていきます。
さぁ!FANATICのテーパーハンドル(MIDIUM)の取付が完了しました!!
できたーッ!!朝から初めて夕方までかかりました。。今回お気に入りだったTSRのハンドルバーエンドはハンドル周りの統一感を出すために、アクティブのものに変更しました。自分は手が大きいのでロングタイプのバーエンドは運転もしやすくなりましたよ。
書くことがありすぎて長くなったので走行編は次回に続きます!!